設計・施工の進化に対応する鉄筋溶接継手工法「N-NT工法」
日本建築センターA級評定取得
平成12年 建告第1463号 財団法人日本建築センターA級評定 BCJ評定-RC0240-05
N-NT工法は、我が社が独自に開発した鉄筋溶接継手工法です。
2本の鉄筋の間に半円形の継手スリーブを装着し、適正なルート間隔と軸芯を保持した後、炭酸ガス半自動溶接により強固に接合します。
本工法は、平成12年5月31日公布の建設省(現、国土交通省)告示第1463号に基づき、一般財団法人日本建築センターより、平成28年11月16日に「A級評定」を取得しております。
(2015年「建築物の構造関係技術基準解説書」に示されている「鉄筋継手性能判定基準」によるA級継手の性能を有しております。)
(2015年「建築物の構造関係技術基準解説書」に示されている「鉄筋継手性能判定基準」によるA級継手の性能を有しております。)
工期短縮に貢献! 先組工法や先行配筋などに対応
N-NT工法で接合した鉄筋は縮みがほとんどなく、先組工法、PC工法、逆打ち工法、開口部閉鎖への対応が可能です。
鉄筋組み立て後の施工ができるので、工期短縮やコストダウンに貢献します。
また、継手位置は設計内容によっては全数継手(いも継手)が可能です。
接合部の信頼性向上! 「超音波探傷検査」で溶接部を全断面探傷可能
これまでの継手工法は、超音波探傷検査で死角になる部分がありましたが、N-NT工法は幅が狭い改良型継手スリーブ(トンボ型スリーブ)と探触子首振りK走査により、溶接部を死角なく全断面探傷できます。
N-NT工法の特徴
項目 | N-NT工法 |
品質 | アーク熱による局部溶融が行え溶接条件が適正であれば技術者による 品質のバラツキが少ない |
接合部の縮み | 縮み代が極めて小さい |
施工順序 | 先行配筋が可能 |
継手位置 | 全数継手(いも継手)施工が可能 |
検査 | 作業終了後の抜き取り、再溶接・補修が可能 |
安全性 | 局部加熱により防災に効果あり |
約30名以上の溶接技術者が在籍、大規模プロジェクトでも迅速に対応
N-NT工法は評定取得業者の責任施工と決められており、JIS溶接技能資格保持者で、かつ「N-NT工法品管研究所」の資格認定を受けた技能者のみが施工できます。
我が社では技能資格取得者が約40名以上在籍しており(大阪、名古屋、東京)、大規模プロジェクトにも十二分に対応できます。
また、我が社の専任講師や外部講師を招いた研修などで、つねに自己研鑚し、技術の向上をはかっています。
継手概要
使用鉄筋
種類 | SD345、SD390、SD490 | |
呼び径 | SD345= | D19、D22、D25、D29、D32、D35、D38、D41 |
SD390= | D25、D29、D32、D35、D38、D41 | |
SD490= | D35、D38、D41 | |
形状 | JIS G 3112 | 鉄筋コンクリート用棒鋼 |
異径間継手範囲
SD345= | D19+D22、D22+D25、D25+D29、D29+D32 、D32+D35 、D35+D38、D38+D41 |
SD390= | D25+D29、D29+D32、D32+D35、D35+D38 、D38+D41 |
SD490= | D35+D38、D38+D41 |
溶接ワイヤ
SD345、SD390= | JIS Z3312で規定するG59JA1UC3M1T炭酸ガス溶接用ワイヤ |
SD490= | 建築基準法第37条第二号の規定に適合する高張力鋼用ソリッドワイヤ(MG-80) JIS Z3312で規定するG78A2UCN4M4T |
シールドガス
JIS K 1106(溶接用炭酸ガス)